スキップ・ビート

スキップ・ビート

スキップ・ビートという作品ですが、 ともかく引き込まれます。 結構な長編ですが、 主人公がアーティストになるために家を出る幼馴染に、半ば騙された的に一緒についていくのですが、 幼馴染はほとんど家政婦要員で主人公を連れていきます。 主人公はそうとも知らずに好きな相手の為に高校にも行かず働いて、幼馴染が売れる為にとことん尽くします。 ところが偶然、幼馴染の本心を知り、 激怒して復讐しようと心に誓います。 その復讐とは自分自身が芸能人になり、今度は自分が幼馴染をギャフンと言わしてやるというものです。 ここでただ落ち込むだけじゃないとこが面白いです。 そして、なりゆきで女優を目指すのですが、 本来の真面目さや器用さで 本格的に女優へ成長していきます。 時頭も良く、礼儀正しい性格が功を要し 徐々に周囲にも認められたりして、 友達や見方を増やしていきます。 裏切ったはずの幼馴染さえ 主人公の魅力に気付いていき、 だんだん意識していきます。 この辺がどうなるのか、ワクワクさせます。 でも、本命は幼馴染ではなく、超イケメンの大物俳優です。 その三角関係やその他の登場人物との絡みも面白く、とても続きが気になる話です。 それに面白さは話のネタだけでなく、 主人公並びに他のキャラがともかく個性的で面白いです。 絵柄は少々昔の少女漫画の感じですが、作者がベテランさんだけあって、話の引き込み方や、テンポがとてもよくて、 主人公も含め、それぞれ他のキャラが魅力的です。 思わず大笑いしてしまうほどのギャクチックな面が所々あったり、恋愛面でキュンとしたりと、 喜怒哀楽を盛り込んだ少女まんがの王道ではありますが、全体的な感想としては何度も読みたくなるとても面白い漫画だなと思います