あせとせっけん

 

山田金鉄先生が書かれている「あせとせっけん」という作品の感想について 主人公八重島麻子はとっても汗かきという設定が、女性の中でも悩みになっている人もいますし、似た境遇を持つ人に共感を抱く女性だからこそまず題名と主人公のコンプレックスに『読んでみたい!』『面白ろそう!』『どうなっていくのかな?』という興味がそそられる設定で読み始めましたが、主人公八重島麻子の匂いを好むその彼氏の名取がこれまたとっても普通にどこにでもいるような一般的な男性で、特にイケメンという訳でもなく目立った外見でもないですが、そこがリアル感が増して良い設定でした。彼氏の名取の変わっている所といえば匂いに敏感という点ですが、人間はそもそも遺伝子レベルの匂いで人を好き嫌いと判断する生き物だといいますが、主にそれはリアル世界だと女性が強く反応するのですが、この作品では彼氏名取(男性)のほうが鼻がきくという設定でかかれており、なかなかこれも面白い設定で読んでいて『次はどんな展開になっていくんだろう?』とわくわくさせられる作品です。何よりイケメンと美女がくっつく作品よりも、これといって可愛いく書かれている訳でもないごく一般的なコンプレックスをもつ女性と、これまたごくごく一般的でちょっと変わった特技をもっている男性がどんな風に関係が発展していくのか、これがリアル感があってちょっとした八重島と名取の夜のシーンがチラっと描かれているだけでも、設定や人物像にリアル感があるのでわくわくして一話一話の購入の手が止まらなかったです。これから主人公八重島と名取がどう発展していくのかが楽しみな作品で連載が楽しみです。

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